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朝7時、下りの電車内―。
普段より一本早い電車に乗った彼女は今日はたった一人。
扉が閉まった瞬間、空気の違いに気づく。
「周りにいるのは、全員男性。」
どこまでも続く満員の波に逃げ場はない。
「……はやく、着いて……」
彼女にとって、最悪の1日が始まる。
気づけば彼女は男たちの壁に囲まれていた。
背後も、左右も、前も、全方位男。
わずかな隙間さえ塞がれ、身動きが取れない。
周囲からの視線は完全にシャットアウトされた。
車両の揺れに合わせて、体が密着する。
誰かの腕が、下半身が、敏感な所に触れる、
「だれも、たすけてくれない……」
駅を過ぎるたび、人は降りるどころか、さらに押し寄せる。
突如、背後から伸びてきた手。
彼女の胸を揉みしだく。
その指先は次第にじわじわと下っていき、
下半身さえも執拗にまさぐっていた。
叫ぼうとした瞬間、別の手が素早く口を押さえつける。
必死に抵抗するも、前後左右を囲む男たちに
押しつけられ、逃げ道を失った。
誰一人、異変に気づかない。
彼女はただ、通学列車の中で、
時間が過ぎるのを待つしかなかった。
しかし男たちの手は、さらに大胆に動き始めた。
胸元を撫でるだけでは飽き足らず、
下からも、別の手がスカートの裾をじわじわと押し上げてくる。
膝、太もも、そしてその奥へ。
男たちの手の数は減るどころか、交代するように
絶えず変わり、上も、下もいじくり回され、
境界線を越えていった…
※この作品に文字・セリフは含まれていません
上記のあらすじを元に作成した画像集としてお楽しみください。