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【小説】海の記憶【いざなみ屋】

【小説】海の記憶
サークル「いざなみ屋」の最新作です。

ローティーンのころの、大人の責任を負う気概もなく、それでいて身体だけは大人になりかかった時代のことを、皆さんは覚えているでしょうか。
大人としての性を受け入れられる身体でありながら、まだ心がそれについてこれていない、危うい少年少女の性を赤裸々に描いた作品です。
簡単に言えば、ローティーンがエッチなことをするとてもエッチな小説です。
そして曇ります。
その一部をご紹介します。



私は冬の雨に、下着までずぶ濡れになって、うずくまっていた。
ぱちゃりと、湿った砂を踏む音がした。
あすかさんが立っていた。
もちろん、裸ではない。
黒いカーディガンに黒いストッキングを履き、全身黒づくめだった。
顔だけが白い。
「見てたでしょ」
しいんと頭の中が、折れそうなほどに張りつめていく。
答えることもできなかった。
あすかさんは切れ長の眼を細め、最高の笑顔を浮かべた。
「信明ね、あたしの中に3回も出したんだよ」
耳の奥で、ばきっと音がした。
それはきっと、心が折れた音だった。
「好かん!」
私は叫んでいた。
あすかさんから逃げようと立とうとするが、頭がくらみ、脚が冷たさで痺れ、壁にもたれてしまう。
「好かん! 好かん!」
両耳を押さえ、頭を振った。
突然、氷のように冷たい手が額に当てられ、顔を上げられる。
あすかさんの顔が間近にあった。
「教えてあげる」
あすかさんの唇が、口をふさいだ。
驚く間もなく、腐った海老のような生臭い唾液が、流しこまれてくる。
あまりの臭いに、ぎゅっと眼を閉じた。
ようやく離れてくれたとき、私との間にできた唾液の糸は、妙に粘り気があった。
「これ、信明の味だよ」



体験版はPDFですが、本編はPDFとEPUBで読むことができます。

【小説】海の記憶1

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作品形式
コミック
配信開始日
2024/10/06 16:00
利用期限
無期限
ファイル容量
1.32MB
ページ数
167ページ
シリーズ
----
題材
オリジナル
キャンペーン
FANZA冬の同人祭50%OFF
ジャンル
  • 制服
  • 学園もの
  • 中出し
  • TL(ティーンズラブ)
  • 褐色・日焼け
  • 少女
  • 男性向け
  • 成人向け
  • 学生
  • 同級生/同僚
  • 寝取られ・NTR
  • 旧作

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